こんにちは!
この記事を読んでいる皆さんはニートの方でしょうか?
それとも
「ニートはいいよな、楽しそうだし暇そうだし」、
「自分もニートになりたいな」
とニートを羨ましいと思いながら働いている方でしょうか?
しかし、ニート側は
「ニートは別に楽しくない、毎日不安ばかり」、
「最初は楽しかったけどもう飽きてしまった、ちゃんと働けている人が羨ましい」
と働いている方を羨ましがる真逆の意見を持っていたりもします。
こればかりは自分がその立場にならないと見えてこないものがありますよね。。。
また、ニートになった経緯によっても「飽きる、飽きない」、「楽しい、楽しくない」
どう感じるかは様々です。
ニート界隈は十人十色、本当に様々な経歴を持つ人々です。
そこで今回は
大学卒業後、新卒で入ったIT企業を2年で退職して、3年ニート生活を送った私が
この「ニート生活は飽きるのか」というテーマにお答えしていきます。
ニートの生活に興味がある人、これからニートになるかも…なんて人は最後までぜひ読んでみて下さい!
目次
- 1 ニート生活は必ず飽きるタイミングが訪れる
- 1.1 ニート0ヵ月~6か月(新生活の始まり、地獄から天国へ)
- 1.2 ニート6ヵ月から12か月(久々のタスク、引き続きニート生活は天国)
- 1.3 ニート1年目終了時点(社畜生活の反動が落ち着く、しかしニート継続へ、コロナ憎し)
- 1.4 ニート2年目春~夏(終わらぬコロナ、イベント中止ラッシュ、加速する自粛要請、家の中は平和)
- 1.5 ニート2年目夏~2年目終了(収まらぬコロナ禍、トレカで一稼ぎ)
- 1.6 2年目終了時点(終わらぬコロナ、就活やる気ゼロ、せどりをしながらニート継続へ)
- 1.7 ニート3年目春から2月まで(見た目は完全にニート、中身は専業せどらー)
- 1.8 ニート3年目終了間近の3月(転換期、再始動の時)
- 2 結論 ニートに飽きるタイミングは人それぞれ
- 3 まとめ
ニート生活は必ず飽きるタイミングが訪れる
まず初めに結論から述べますと、
ニート生活、いつかは必ず飽きます
現に3年間ニートを貫いた、ニートを続ける才能がある私ですら飽きるタイミングというのはやってきました。
ここからはニート○ヵ月、○年という区切りでの気持ちの変化を体験談ベースで書いていきます。
ニート0ヵ月~6か月(新生活の始まり、地獄から天国へ)
これについてはまたいつか記事にしますが、私は会社を辞めたタイミングで実家を出ました。
「いや、普通逆じゃない!?」「会社を辞めたタイミングで実家に帰るのはよく聞くけどニートになったタイミングで独立するとか正気?」と思う人もいるかもしれません。
正気です、私はあえてこのタイミングで実家を出ました。
2月中に退職意向を伝え、3月の前半に引っ越しを終えた後、15日(金)を最終出勤として今まで使う機会のなかった有休をフルバーストして新生活をスタートしました。
「最後の2週間(営業日的には10日間)まるまる有休使わせていただきます」と主張したときはだいぶ難色を示されて揉めましたね…(結果的には勝ち取りましたが)
そこからの日々は刺激溢れる充実した日々でした。
何が必要かメモして新生活に必要なものを買いそろえたり、新居の近くをぶらぶらしたり、新しく買ったPS4とテレビでゲームをしたりと毎日が楽しかったです。
それまでは毎朝6時台に起きて寒いなか片道1時間半以上かけて出勤し、勤務時間にメンタルズタボロにされる。遅くまで残業して、帰宅は深夜1時前後、風呂で気絶するように寝落ちもしばしば、就寝は2時から3時
こんな地獄の日々を送っていました。
好きな時間に起きて新生活に必要なものを準備して、好きなことをして、好きな時間に寝る
誰かに命令されて嫌なことをする必要もないそして何よりもう出社しなくてよいという最大級の解放感
会話もしたくない厳しい上司に有給の申請でもしなければほとんど行けなかった野球観戦もニートになってからは平日に行き放題です。
それ以外にも週1以上のペースで秋葉に行ったり、ライブやイベントに好きなだけ参加したりと今までできなかった分を取り戻すかのように全力で遊ぶ日々を送っていました。
こんな地獄から天国へワープした私は、最初の3か月どころか6か月は毎日が楽しすぎて社会復帰する気は1ミリも起きませんでした。
ニート6ヵ月から12か月(久々のタスク、引き続きニート生活は天国)
地獄の社畜生活の反動が大きすぎた結果、半年ほどはとにかく好きなことだけをしてきたのですが、退職後に必要な手続きを1つだけ放置してしまっていました。
それが、失業保険の受給
「それ忘れてちゃダメでしょ」と思われそうですが、ハローワークに行くのがだるすぎて気づいたら秋まで放置していました。
といっても「申請して3か月後(自己都合退職なので)からもらえるから問題ないか~」と思っていたら、これがとんでもない勘違いだということに後で気が付きました。
申請した日(資格決定日)から3週間経たないと1回目の認定日が来ないうえに、認定日の間隔が4週間
90日分の満額受け取るためには認定日が最低4回必要なのに対して残り4か月、どう考えても約1か月分足りない…
失業から1年以内という受給期間内に受け取れなかった分は残っていても容赦なく打ち切られます、あまりにも無慈悲…
正確には計算していませんが受け取れたのは満額の7~8割くらいだったかと思います。3月末退職の人は遅くとも夏までには申請しに行きましょうね…
そんな自業自得のトラブルもありましたが、秋から冬にかけて説明会に参加したり、求職活動実績を作りを渋々していました。
求職活動実績作りは求人検索するだけで実績を満たせたらよかったのですが、うちの区はそれだとみなされないらしく、職業相談をしたり、実際に求人応募をしないといけなかったりと本当にだるかった。
まあこれをやらないとお金がもらえないので頑張りましたけどね、それ以外は引き続きニート生活を満喫していました。相変わらず誰にも邪魔されない生活はすごく楽しかったです。
ニート1年目終了時点(社畜生活の反動が落ち着く、しかしニート継続へ、コロナ憎し)
ニート生活が丸1年経過、つまり翌年の3月ですね
この頃にようやく社畜生活の反動も落ち着き、季節も冬が終わり暖かくなってきたことから
「だいぶ休んだし、無能でもできるレベルの仕事がありそうならそろそろ働いてもいいかなあ…」
と思っていました。
「思っていました。」と書きましたが本当はもう社会復帰できてたはずだったんですよ。
というのも3月中旬に実績作りのために応募した求人の面接を受けたら、その場で内定を言い渡されました。
当日に採用条件の記載されたメールが送られてきて「これで自分も社会復帰かあ…」なんて思っていたのですが
コロナの流行
これで予定がすべて狂いました。
年明けから騒がれ始めて、3月時点でだいぶ流行が深刻化していました。マスク転売騒動もこの頃でしたかね
当初は4月下旬から5月頭入社予定となっていたのが、6月予定に延期
そして4月に入り、電話で社長から、
「会社の方でも、(コロナウイルス流行の影響で)リモートワークが進んでいて、入社手続きの方も案件のアサインも全く目途が立たない状態になっていて、このままずっと待たせる状態にするのもよくないので今回は採用を見送りという形にさせてください。」
と一方的に言い渡され、唯一の内定は消滅しました…。
怒りと辛い気持ちがあった半面、心の準備もあまりできていなかった部分もあったので正直安心した気持ちもありました…。
そんなわけで、二度とハロワのクソ求人は当てにしないと誓いました。
完全に就職に対するモチベが失われた結果、もう一度就活をする気も起きなかったので、求人サイトを開くことすらせず、引き続きニート生活をエンジョイすることにしました。
ニート2年目春~夏(終わらぬコロナ、イベント中止ラッシュ、加速する自粛要請、家の中は平和)
コロナが全く収まる気配を見せず、イベントもことごとく中止になり、正直かなり暇でした。
イベントも行けないし、野球も一向に開幕しないし(開幕戦が6/19までずれ込んだ)、カラオケとかも営業自粛するしで出かけようにも特に出かける場所がないという
自粛要請はうざいし、買い占め厨のジジババもうざいし、「世の中クソだな~、そして働いていない自分もクソだな~」と思いながら家でダラダラしていることが多かったです。
何やってたかと言えばパワプロの栄冠ナインをやったりソシャゲやったりアニメ見たりとかですかね、何も生産性がない
あとは1年目からすでに手を出していたのですが、自粛で人の減った秋葉原でせどりなんかもよくしていましたね
人込みは嫌いなので正直これくらいの人出のほうが助かるなと思ったりもしました。
ニート2年目夏~2年目終了(収まらぬコロナ禍、トレカで一稼ぎ)
夏ごろからはようやく無観客開催だったプロ野球も観客を入れて開催したりと、少しずつガチガチの自粛は解かれていきました。
それでもコミケなどのイベントやライブなんかはまだまだ中止ばかりでしたね。
そんな中で、夏ごろから一部の遊戯王カードが突然高騰する「遊戯王バブル」がはじまりました。
このバブルの原因として
- 巣ごもり加速によるコレクターの増加
- 当時のプレイヤーが大人になってコレクターが増えたことによる需要の高まり
- 価値が上がったことで投資目的での購入者の増えた
とかいろいろ言われていますが、私的には「理由は置いといて自分でも知ってる遊戯王で稼げるならその波に乗ってみようじゃないか」ということで流れに乗りました。
このトレカ投資のお話についてはまたいつか別の記事で詳しく書かせていただきます。
そんなトレカ投資およびせどりは嬉しい誤算もあれば、ガチの大誤算もありました。
結果的には終始プラスにもなり、トレカ投資というよりは「せどり」って結構いけるなとここで感じました。
この後、遊戯王のバブルが崩壊し、落ち着いたところで今度はポケカも注目されだしたので、ポケカも積極的にせどりの対象として買い集めたりもしていました。
余談ですが、遊戯王よりポケカのほうがはるかに稼げましたね
2年目終了時点(終わらぬコロナ、就活やる気ゼロ、せどりをしながらニート継続へ)
そんなこんなでトレカ投資・せどりをしつつ、それ以外の時間はだらだらとニート生活を満喫していたら気づいたら2年目も終わろうとしていました。
「これで丸2年、正社員時代と期間が並んだなあ」と考えつつも、相変わらずコロナは収束しないので「どうせろくな求人はない」と就活は全くしませんでした。
「やりたくもない仕事をするくらいなら、せどりで自分一人食っていけるくらいに稼いだ方が人生のコスパがいいしストレスもない」
世間体なんかクソくらえ、やりたくないことはやりたくないしストレスを感じたくない、ただその一心でせどりをしながらニート継続を決めました。
この頃にはせどりの手法をマスターしていたと言っても過言ではありません
ちなみにすべて独学です。一冊たりとも本も商材も買わずに我流のノウハウを身に着けました。
ニート3年目春から2月まで(見た目は完全にニート、中身は専業せどらー)
3年目は前後半分けるほどの変化もないので1年まとめて書きます。
はい、ほとんど専業せどらーしてました。余った時間は変わらずだらだらニートライフ
好きだった野球観戦も贔屓が弱すぎて現地に行く気も起きず、イベント系も予約やらチケ取りがめんどくさく感じるようになってほとんど行かなくなりました。
ライブのチケを取ったけど、熱が冷めてしまってコロナ特例の払い戻しを利用してキャンセルしたこともあります。
2021年になってから参加したイベントは2月のバンドリライブ1回と8月のウマライブの計2回だけでしたね(ウマライブめっちゃ良かったです。)
もともとインドア派な人間だったこともあって、別に在宅でも楽しめるものはいくらでもあるからそれを享受することで全然楽しく過ごせてるんですよね。
なんなら店舗せどり以外で電車乗って出かける用事のほうが少ないレベル
これを読んで「そんな生活何が楽しいの?心荒んでない?」と思われるかもしれませんが、
大丈夫です、それなりには楽しかったです。お金にも困っていないし、ストレスフリー、めんどくさい人間関係も一切なし
自分に合った生き方の一つだとは今でも思っています。
ニート3年目終了間近の3月(転換期、再始動の時)
今の生活スタイルを変える理由をなければ4年目も専業せどらーとして生きていこうと思っていました。
しかし、ここである事件が起きます。
それは
引っ越しをしないといけなくなった
という事件です。
別に私が家賃を滞納したとかそういう金銭面の理由ではないんですけど、ちょっと諸事情で5~6月には引っ越さないといけなくなってしまったんですよね。
しかし肩書がニート(無職)では賃貸の審査が通らない、そして実家にも帰りたくない
追い込まれた私に残された手段の中で一番合理的なのはそう…再就職
というわけで
2○歳無職、正社員歴2年、ブランク3年、無能むのゆーず、2年ぶりに就活を再開しました。
ニートの就活体験談はいつか出しますね。
結果、2週間で就活終わりました。
はい、中堅SIerでの2年の実務経歴が評価されたのかとりあえず受け答えができるからヨシとされたのかは分かりませんが、面接1回であっさりとSES企業に内定をもらいました。
黒い噂もよく聞くSES界隈、すでにSESの闇を感じ取っていますが、どうしても正社員の肩書が欲しかったので背に腹は代えられません
ちなみにまだ4月から配属される案件が決まっていません、担当の営業が頑張って案件探し中のようです。
なので実はまだ入社時期が正式に決まっていないのですが、予定では4/1に入社出来る予定です。
正式に入社が決まったらSES企業の実態や実際の働き方なんかもブログのネタにしていきたいと思っています。
というわけで長かったニート生活は丸3年で幕を閉じようとしています。
結論 ニートに飽きるタイミングは人それぞれ
私が最初に「ニート飽きた」と感じたのは1年経った頃
正確には飽きたというよりも「そろそろ働いてもいいかな」と思うようになったのが1年経過時点ですね。
それまでは「ニート最高!!いくら休んでも休み足りないぜ!!」みたいな感じでした。
私の場合はやはり正社員時代の反動が大きかったんですよね。
朝弱いのに無理やり早起きする日々、長い通勤時間、全くついていけない業務、厳しい上司に委縮する日々、仕事が出来る人たちに囲まれる劣等感、2日の休みはエネルギーの充電だけで終わってどこにも行けない、休日出勤で泣く泣くイベント参加を断念したことも…
辛かった思い出は数えればきりがありません、2年間の反動を落ち着かせるには最低1年の人生の休息期間が必要でした。
そんな中で求職活動をしたのは活動実績を作るためという全然やる気のかけらもない理由でしたが、内定も取れてしまったので「じゃあ社会復帰してもいいか」とは思っていました。
ただし、運が悪かったというか、タイミングが悪かったというか、内定をもらって就活が終わったと思ったらまたリセットされたことで、「まだニートでいいや」と思ってしまいました。
「せどり」にやりがいを見出したことで2年目から「ニートは飽きる」とあまり感じなくなった。
2年目以降は求職活動をせずにだらだらしながらも「それでもお金は稼ぎたい」という気持ちが強くてせどりを本格的にやるようになりました。
ここまで読んでくださった方ならわかる通り、私はせどりを生活に一部レベルになるくらいやりこんでいます。
その結果、お金を稼ぐのはせどり、それ以外の時間は自由とメリハリ…というほどではありませんが、生活の軸が出来ていたんですね。
当然自由な時間のほうが多いわけですが、それでも24時間365日ずっと遊ぶだけよりは変化もあって、飽きの来ない生活になっていました。
それでも丸3年近く経つとやっぱり少し飽きてくる
外部からの干渉もなく、ストレスもほとんど感じない平和な暮らし
決して余裕があるわけではありませんが生活にも困窮しないレベルの日々
会社を辞めたいと思っていた私が当時抱いていた理想の生活をある程度は実現できていたとは思います。
究極の理想は今の物価を維持しつつ、毎月10万が支給されるされる完全なる不労所得を得る日々ですが…
それでも最近は長く物が売れない時の虚無感(充実感のなさ)や
せどりという自転車操業な作業の不安定さも考えると、この生活も見直したほうが良いかなと考えるようにはなっていました。
結局人間は忙しく働くことで充実感を感じようとする生き物なのかもしれませんね
まとめ
いかがだったでしょうか?
丸3年ニートしていた私の生態を徹底解説していきましたが参考になりましたか?
ニート自体はなろうと思えば誰でもなれるものです。
ただしそれにはニートをしても生活に困らない環境が必要なわけです(主に金銭面)
ニートを卒業する理由の半分以上は「お金が必要になったから」だと思います。
金銭面に困っていない場合でも長くて1年以内にニートを脱出する人が多いのは「やることがなさすぎて逆に辛くなったから」、「時間がありあまりすぎて遊ぶだけの生活に飽きてしまった」と思う人が多いからなのではないでしょうか
なのでニートをうらやむ方はぜひ一度ニートになってみて下さい。
3か月、いや1か月でも体験してみると見える世界が変わるかもしれませんよ?
これからもガチニートが無職ニートのあれやこれやをどんどん紹介していきますので、よかったらぜひ読んでみて下さい!
最後までお読みくださりありがとうございました!
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